岩国で2つの夢が叶いました

浦 陽司さん
前住所 東京都 
取材年月日 2020(令和2年)年3月5日


▼ 警察官から運転士!?
鉄道の制服が良く似合う浦さんは東京都出身。岩国へ移住する前は、東京都で約15年間、警視庁に勤務していました。
「なぜ警察官を辞めてまで岩国へ?」と、誰もが思うであろう疑問が浮かびます。
聞くと、その理由は幼い頃からの夢がきっかけだったそうです。


▼ 鉄道が好きすぎて
浦さんは物心がついた頃から、両親もあきれるほどの鉄道好き。幼い頃の思い出と言えば、鉄道に関することばかりなんだとか。
「乗り鉄、撮り鉄、模型鉄…。全部あてはまりますね」と笑います。
就職はもちろん鉄道関係の仕事を希望しました。
しかし時代は就職氷河期。思うようにはいかず、親の勧めもあり警視庁へ。
やりがいのある充実した毎日でしたが、ずっと心のどこかに「鉄道関係の仕事に就きたい」という思いがありました。
「もう最後のチャンスかもしれない」と、37歳の時に一念発起。鉄道会社への転職を決意しました。


▼ 2つの夢が一緒に叶った
実は浦さんは山口県の大学出身。
4年間の大学生活で山口県の町が大好きになったといいます。
卒業後も山口県での就職を希望していたほど。岩国は何度か遊びに来たことがある町でした。
そういった経緯もあり、浦さんは岩国市の第3セクター「錦川鉄道」を希望しました。「地域密着の小さな会社の方が色んなことができるんじゃないか」と思ったそうです。
大学卒業から15年が過ぎて、山口県での生活と鉄道の仕事という、2つの夢が岩国で叶いました。


▼ ちょうどいい岩国
岩国に馴染みがあったとはいえ、大都会東京から田舎への移住。
戸惑いや大変なことがあるかと思えば意外にも「特に大変だとか思ったことはなかった」といいます。
その理由の一つは、広島が近いことだといいます。
「やっぱり東京での生活が長かったから、大手ファミレスのプリンが食べたいなぁ~って思うこともあるんです。
でも広島に行けばある!」と笑います。
「都会の便利さを知ってしまっているので、その全て断ち切ることは難しいですよね」。
岩国は少し行けば海も山も川もある。いざという時は、何でも揃う広島市内まで車で約1時間。
「色んな生活の選択肢がある岩国はちょうどいい町。自信を持っていいところだよ!っておすすめできますよ」。


▼ 鉄道ファンが魅力を発信
錦川鉄道が管理する錦川清流線が走るのは、岩国の中山間地域。沿線に住む人はだんだんと少なくなっています。
そんな地域を盛り上げるため浦さんは「錦川清流線の魅力をもっともっと発信していきたい」といいます。
車内放送で車窓から見える名所を案内しているのもその取り組みの一つです。
降りるときに「楽しかったよ!」と言ってもらえた時が「ここで仕事ができてよかった」と心から思う瞬間なんだとか。
「これからも、地域の方はもちろん他県から来られた方にも、錦川清流線を楽しんでもらえるようなイベントを企画できたら」と浦さんは目を輝かせました。

のどかな山あいを走る錦川清流線。
鉄道大好き浦さんの名所案内を聞きながら、中山間地域を訪ねてみてはいかがでしょうか。
浦さんが見つけた岩国の魅力を教えてもらえるかもしれませんよ。

錦川鉄道ホームページはこちら

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