▼ 地域データ (令和6年4月1日現在)
位置/岩国市街の南、由宇川に沿って山間部から海岸部に広がる地域です。
面積/29.19k㎡ 人口/7,892 世帯数/3,984
教育/保育園2・認定こども園1 小学校3 中学校1
医療/診療所2 一般病院2 歯科医院4
アクセス情報/
岩国市街から車で約30分
JR岩国駅から由宇駅まで17分
▼ 歴史
地名の由来は由宇川流域に温泉が湧き出ていたことにより、平安時代より温泉地として栄えたという説があります。
鎌倉時代より、地域の物資を集めて海運の港の役割りを担っていました。江戸期に入ると、岩国へ移封された吉川家は由宇に水軍を置き、水軍は岩国藩の海運に従事。これが江戸中期には廻船業者となり、柳井や平生などで作られた塩を全国へ運ぶ役割り等を担っていました。鉄道輸送が始まる明治30年頃まで、由宇は50を超える大型帆船による廻船業が盛んでした。また、明治から昭和初期にかけては織物業の盛んな地域でした。
1926年に由宇村から由宇町となり、2006年、岩国市に合併しています。
▼ 自然・レジャー
瀬戸内海に面した沿岸には、工場、港、そして砂浜(人工ビーチ)が続きます。由宇港は釣り人の多い港としても知られています。
潮風公園は延長450mの人工ビーチ。海水浴が楽しめると共に、遊歩道、レストラン、特産品販売所、海に生息する微生物の博物館「ミクロ生物館」等の複合施設です。銭壷山(540m)からは瀬戸内海の多島美を眺望することができます。
また、山口県由宇青少年自然の家(山口県ふれあいパーク)ではキャンプ等の野外活動や陶芸等の各種体験、スポーツ等を楽しむことができます。
広島東洋カープ由宇練習場(二軍本拠地)があり、ウエスタンリーグの観戦ができます。
▼ 暮らし・買物
岩国市・柳井市への交通の便が良く、市街地よりも比較的地価が安いことから、ベッドタウンとして人気のエリアです。
地域には食品スーパーやコンビニエンスストア等があります。また、車で15分程度で大型の商業施設へも買物に行くことができます。さらに、広島市へは山陽本線によって約70分で行くことができます。
▼ 交通
岩国市中心部及び柳井市へ車で約30分。JR山陽本線では、岩国市中心部、柳井市へは約20分、広島市へは約70分です。
山陽自動車道の玖珂ICへは約20分です。
新幹線の新岩国駅へは車で約30分、岩国錦帯橋空港へも車で約25分です。四国の松山へのフェリー乗り場へは、車で約25分の距離にあります。
▼ 産業
自動車部品製造業(2社)及び農業・漁業が行なわれています。自動車部品製造は2社ともにマツダとの関係の深い企業です。
農業は米、野菜の他、複数のトマト栽培農家により作られる「ゆうトマト」が評判です。また、イチゴも人気です。神東地域では平成31年から耕作放棄地の活用のため、マイヤーレモンの栽培を始め、新しい特産品として定着するよう新規就農者と一緒に生産に力を入れています。
▼ 育児・教育
保育園は2園・認定こども園が1園、公立小学校が2校、公立中学校が1校あります。高校生の多くは、山陽本線を利用して岩国市街や柳井市等の高校へ通学しています。