田舎暮らしで気付いた自然の大切さ

yagi八木 嘉隆 さん
1991(平成3)年 岩国市今津町からJターン

(取材年月日 2013(平成25)年6月12日)


▼UJIターンをする前は何をされていましたか?
コンピュータ関係の会社に勤めていました。

▼UJIターンを考え始めたきっかけは何ですか?
もともと自然に接することが好きで、特に、会社生活中は赴任先で魚釣りを趣味にしていました。入社直後の明石市の工場を振り出しに、広島市、大阪市、東京と転勤する強くなりました。

▼この地区を選んだ理由は何ですか?
もともと岩国市今津町で生まれ、その後岩国市を離れましたが、親が周東町に引越したので、退社後実家に戻りました。その際、森林組合に入り、組合の研修旅行の際に、この地の話が出て話がどんどん進み移住することになりました。

▼家族から意見などはありましたか?
妻とは広島の勤務地で知り合い、その後、大阪、東京と一緒移りましたが、出身が埼玉にもかかわらず、山口県までよく来てくれて感謝しています。妻の親には遠いところに娘を連れてきてしまい申し訳ないと思っています。
妻のおかげで許してくれました。私の親は近くに戻ってきたので喜んでいます。

▼UJIターンをしてみて現在の暮らしはどうですか?
在森林組合の仕事を請負形式でさせてもらっています。
東部森林組合の主な管轄は周東、柳井、周防大島町、平生町、田布施町ですので、色々な地域に仕事で出向きます。仕事は、スギ、ヒノキ等の植林の為の地拵え、その後6年間は若木の下刈り、その後11年目以降は成長を促進する為の除伐、間伐、間伐材の搬出等の作業をしています。このようにして50年後に使える材木として切り出す息の長い仕事です。また、最近ではこの地の森林組合の先輩で、自治会長でもある國永氏に、従来の仕事以外に20年後を目指した新しい提案をし、賛同してもらい実施に向け活動し始めました。

▼現在の生活に慣れるまでの苦労話、失敗談等があればお聞かせください。
移住当初今の家で生活を始めるやさき、水が出ない!ことに直面しました。
水なんて当たり前にあるものとばかり思っていましたので業者に相談したところ、新たに井戸を掘るしかないとのこと。この時、近所の方たちが本気で心配してくださり皆で知恵を出し合い対応していただき、前の家の水を配管で分けてもらいました。分けてもらった家が、我が家より高いところにあったので、小型のポンプで簡単に水を確保できるようになったことは、地域の協力の力を感じるとともに、自分の柔軟性のなさ、自然をよく見ることの大切さを身をもって知ることになりました。

▼地域との関りについて(地域行事への参加状況等)をお聞かせください。
現在は、お祭の山車を引いたり、集会時の料理方で参加をさせてもらっています。
今年は、山車や古農具など後世に伝え残したい物を保管・展示する建屋を、地域の皆で作り上げることができました。

▼今後の計画や、挑戦してみたいことがあればお願いします。
木材をもっと皆に身近に使ってもらいたいと思っています。
樹を育て、その性質を利用して活用することにより、里山を
育て自然が再生され、人と生き物が共存して住めるような環境を作っていければと思っています。
間伐材を利用したガードレールや、くぬぎ林に昆虫がすめる山里を作りたいと思っています。

▼UJIターンを考えている方へ一言お願いします。
田舎暮らしですから不便さはありますが、地域の方たちとの触合いや自然の豊かさが帳消しにしてくれます。

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